肉屋のおじさん
テヘランから北西に向かったバスは
今日も砂漠の中を走っていく
いつもと違うのは道路の脇の荒野に
風力発電の風車が
乱立していることぐらいだった
風車に眼を奪われつつ
睡魔と闘っていると
バスは岩だらけの峡谷のへと入っていく
すると目を疑うような変容が車窓を通して僕の目に飛び込んできた
何も無かったはずの岩肌に
ポツポツと姿を現した木は
次第にその数を増やし
あれよあれよという間に
茶畑はおろか
水田までもが登場する
息をつく間もない変身劇
イランで水田を見るとは夢にも思わなかった
今日も砂漠の中を走っていく
いつもと違うのは道路の脇の荒野に
風力発電の風車が
乱立していることぐらいだった
風車に眼を奪われつつ
睡魔と闘っていると
バスは岩だらけの峡谷のへと入っていく
すると目を疑うような変容が車窓を通して僕の目に飛び込んできた
何も無かったはずの岩肌に
ポツポツと姿を現した木は
次第にその数を増やし
あれよあれよという間に
茶畑はおろか
水田までもが登場する
息をつく間もない変身劇
イランで水田を見るとは夢にも思わなかった
つづく