石畳の道
新しい町に着いて
最初にすることは宿探し
大きな荷物を背に
あっちに
こっちに
宿を探すのもまた楽しい
ちょっと時代がかった部屋を取り
荷物を置き
煙草を燻らせていると
コンコン
コンコン
とフロントの男が入り口に立っていた
チップでも
要求しているのかと
思いきや
男は思いがけないことを言い出した
もし良かったら
もっと安くて
良い部屋があるのだけれど
どうだい?
ホテルの従業員が
別のホテルの営業をしている
よくよく
話を聞くと
そのホテルとやらは
男のお母さんの家のことらしい
僕は再びリュックを背負い
彼のお母さんの家へと
いそいそ
と向かったのだった
最初にすることは宿探し
大きな荷物を背に
あっちに
こっちに
宿を探すのもまた楽しい
ちょっと時代がかった部屋を取り
荷物を置き
煙草を燻らせていると
コンコン
コンコン
とフロントの男が入り口に立っていた
チップでも
要求しているのかと
思いきや
男は思いがけないことを言い出した
もし良かったら
もっと安くて
良い部屋があるのだけれど
どうだい?
ホテルの従業員が
別のホテルの営業をしている
よくよく
話を聞くと
そのホテルとやらは
男のお母さんの家のことらしい
僕は再びリュックを背負い
彼のお母さんの家へと
いそいそ
と向かったのだった
つづく